使用していたシマノのSPDシューズ・XC300のアウトソールがかなりすり減ってしまったのでXC100を入手しました。
XC100はXC300の1つ下のグレードになるかと思うのですが実際に使用してみて
XC300との違いは固定方法がBOAシステムかベルクロかの違いであり、他の性能はほぼ同じかと思うのでお手軽価格で購入できるXC100はSPDユーザーにとっておすすめできそう
といった感じです。
XC100
使用していたXC300の固定方法はBOAシステムでした。脱着がとても楽で靴そのものに不満はなかったのですがXC100の方が安く購入する事が出来るため今回試しに購入してみました。
入手したサイズは43(27,2cm)でしてちょうどどのショッピングサイトにも43のサイズだけがなかったのでしかたなくフリマサイトにたまたまあった美品を買いました。
スペック
クロージャー:ストラップ3本
剛性指数:5
アウトソール素材:ゴム
ミッドソール素材:グラスファイバーで補強されたナイロン
重量:334g(サイズ42)
インソール:フラット
クロージャー:BOA(1つ)
剛性指数:5
アウトソール素材:ゴム
ミッドソール素材:グラスファイバーで補強されたナイロン
重量:332g(サイズ42)
インソール:カップインソール
上記がXC100とXC300のスペックです。
こちらの2つのシューズの用途はオフロード&クロスカントリーなのですが僕は主に街乗りで使用しています。SPDクリートもアウトソールが減っていなければ少し歩くくらいでしたら十分こちらのシューズで事足りると思います。
ちなみにクロージャーとは靴の甲の部分を締める方法の事のようです。
購入した理由
上の写真、左がXC100で右がXC300なのですがXC300のアウトソールの部分がかなりすり減ってしまいました。
こうなると歩くときにSPDクリートが地面と鑑賞しやすくなりますし、そもそもかなり使用していたので新しくSPDシューズを導入することに決めました。
価格
XC100は新品だとサイズにもよりますが7500〜10000円の間で購入できるといった感じ。
XC300は12000〜15000円といった価格帯でXC100と比べるとやや高めといった感じでしょうか。
XC100【実際に使ってみて】
実際にXC100を履いて走行してみましたがXC300とほぼ変わらないなといった感じ。
そして今回はSPDクリートも新しくしたので
古いXC300+古いクリートから➡新しいXC100+新しいクリート
の相乗効果からかペダルを踏み込んでの力がより伝わりやすくなった感が明らかに分かりました。
剛性指数はXC100・XC300共に5
この写真は靴を掴んで曲げようと試みた場面です。
ミッドソールというのかな?靴底の部分がかなり固く、剛性指数とは個人的にはこの部分を指しているのかなと思うんですがちがうのかな・・・古いXC300、新しいXC100どちらとも曲げてみましたけれども両方とも硬かったです。
街用のシマノのSPDシューズ:CT5
シマノの街用シューズ・CT5は使用した事がありませんが公式HPによると剛性指数が2との事。
街用と強調している感じなので、歩いた時にSPDクリートがほぼ当たらない仕様になっているのでしょうか、機会があれば履いてみたいと思ってます。
サイズ感
インソールの長さを計測してみましたがXC100が27,5cm、XC300が28cmありました(どちらともサイズは43)。
自分の足は通常の靴であれば27cmが適正でして、インソールに足をかかとからあわせてみると人差し指とインソールの先まで指一本(たぶん1cmくらい)のスペースがあるくらいでした。
▼靴屋さんにあった測定器だと僕の足は26cm
XC100とXC300ではインソールの長さがやや異なっていた
XC100のインソールが27,5cm、XC300が28cmと若干インソールの大きさが異なっていました。
とはいえどちらの靴も窮屈である・大きすぎるという事はなく自分の足のサイズにあっているかと思いまして快適に履けています。
XC100・XC300で走行してみた
①XC300+古いクリート
②XC300+新しいクリート
③XC100+新しいクリート
上記の走行パターンを試してみましたが、③が一番ベダルの力の伝わり方が良くてその次が②、その次が③でした。
というわけで今回の検証でSPDクリートの消耗や靴のへたりも個人的には影響あるのかなと思いました。
クリートの消耗具合
▼左が新しいクリート・右が古い方
▼今度はアップで。右が新しい方で左が古い方
▼左が新しいクリート・右が古いクリート
クリートのボルトが外せない時は
写真の用にクリートに土や金属などがつまってアーレンキーが入らず外せない時があります。
またこの時に無理やりアーレンキーを入れて取ろうすると、アーレンキーの形が変形してしまう可能性があります。
そんな時は下記の製品が役立ちます。
エンジニア バズーカグリップ 対辺6.35mm用 DBZ-50B+ネジモグラ4点セット(ネジ対辺2mm/2.5-3mm/4mm/5mm)
最近ボルトをなめさせてしまい購入したのですが、SPDクリートのボルトの穴には異物が入ったりしてアーレンキーの使用ができなくなることが多いため、持っておくと便利です。
ベルクロ VS BOA
XC300のBOAシステムは脱着がかなり楽です。で、今回のXC100のベルクロタイプはどうなんだろう・・・・と思っていたのですが、どちらのタイプもすぐ脱着できて大差ない事が分かりました。
XC300のBOAシステムは一個しかなく、甲の先の方をきつく締めていたい方にとっては少し不便を感じるかもしれまん。
またXC300を使用して分かったのですが、長時間ライドしているとBOAの紐?が緩んでくるのでキツめの固定が好きな方はその度締め直す必要があります。
▼BOAシステムは慣れれば靴の脱着がとても楽・・・だけれどもそんなにベルクロタイプと変わらない
▼XC100はベルクロが3箇所あります
▼ベルクロをすべて締めた状態
まとめ
今回XC100を使用してみて価格・性能面でXC300と比べると僕はXC100で十分かな・・・・と思いました。
本当はXC300を再購入しようと思っていたのですが今回XC100を試してみてあまりXC300と大差ない事が分かって良かったと思います。
そして仮にXC100を長時間つかってへたってきたとしたらまた同じXC100を買おうかなと思います。
というわけで今回はこのへんで。それでは!!