最近GRXやMTBの完全無線コンポがシマノさんから発売されました。
発売されて自分が気になったのは下記のリアディレイラーになりますが
★スプロケット 10-51T用のRD
RD RX827 SGS
★スプロケット 9-45T用のRD
ロード用12sのDi2のSTIとどれも互換性があり、フロントシングルであればSTIと今回発売された上記のRDを揃えれば簡単に完全無線のDi2フロントシングル仕様のフレームを作ることができます😭
新しく発売された完全フルワイヤレスのRD
GRXのRD-RX827、MTBのRD-9250,8250,6250が最近発売され、この記事を書いている2025年7月現在でもちらほらネットでも販売しているのを見かけるようになりました。
RD-M9250,8250に関してはSG,SGS(9-45T対応のミドルケージ、10-51T対応のロングケージ)の2種類があり、RD-RX827とRD-M6250に関してはロングケージしかありません(10-51T)。
ここで疑問なのはロングケージで9-45Tのスプロケット使えないの?・・・という事なのですがどうなんでしょうか。
下記の動画ではGRX RD-RX827で9-45T試したけど使えたよ!って言ってるようですが。
対応スプロケット
下記のスプロケットがGRXのRD-RX827、MTBのRD-9250,8250,6250で使用可能なスプロケットです(GSがミドルケージで記載がないのはSCS=ロングケージ)。
CS-M6100-12 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS-M7100 12S 10-45T 対応しているRD → M9250-GS,M8250-GS
CS-M8100 12S 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS -M9100 12S 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS -M9101 12S 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS-M8200 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS-M9200 10-51T 対応しているRD → RX827,M9250,8250,6250
CS-M8200 9-45T 対応しているRD → M9250-GS,M8250-GS
CS-M9200 9-45T 対応しているRD → M9250-GS,M8250-GS
これらのスプロケットはロード用のフリーボディでは使用できず、MicroSplineという規格のフリーボディに対応しているようです。
ちなみに今自分が使用しているEliteWheelsのEDGEというホイールはハブの規格がDT Swissのものを恐らく使用しているので、多分こんな感じのフリーボディを買えばMicroSpline用のスプロケットを使えると思います。
▼こんな感じで使えるはず
バッテリー類
今回発売されたリアディレイラーを単品で購入して使用する際はバッテリーが付属しないので、上記の別売りのバッテリーと充電器が必要です。
バッテリーはリアディレイラー内に入れて使用し、充電の際はバッテリー充電器にバッテリーを入れ、付属のUSB-Cケーブルで充電します。
今自分が使用している105 Di2のバッテリー充電方法は、リアディレイラーに直接充電ケーブルを繋げて充電する方式なので、今回のバッテリー充電仕様はとても魅力的です。
バッテリーも一個6000円くらいで買えて重量も20gくらいなので気軽に持ち歩けるし、もう一つ予備に持っておくことなんかも出来ますしね。
新しい機能
オートマチック・インパクトリカバリー
ディレイラーに衝撃が起きても元の位置に自動で戻るという機能。走行するのが舗装路のロードバイクであれば落車などしない限りはリアディレイラーに衝撃が加わる事はそんなにないかもしれませんが個人的にはかなり魅力的な機能です。
ただケージに関してはその機能はないと思うのでケージに衝撃が加わると曲がったりして変速狂うんだろうな・・・・(といっても車体倒しても最初にあたるのはディレイラー本体だからあまりその状況はないのかもしれませんが)
その他
チェーンテンションを高めてチェーン保持力の向上など色々な機能があるようですが詳しくは → こちらを参照して頂ければと思います。
購入予定のRD → DEORE XT Di2
GRXのRD-RX827・MTBのRD-9250,8250,6250の中から購入するとしたら、DEORE XT RD-M8250のGS(ミドルケージ・スプロケット9-45T用)を購入します。
SGS(ロングケージ)の場合は10-51T対応とのことで、仮にフロントシングルの44Tを前につけるとしても一番軽いギア・前44T後51T使用時なんかはギア比が0,86とかなり軽くなるだろうし。
ロード用12sのDi2 RD用として使えるのだろうか?
僕のメインロード Emonda ALRにはリアだけ105 Di2を使用してます(右STIとRDだけ105 Di2にしてFDは通常の12s 105)。
仮に今ついている12s 105のRDを → RD-M8250に変更した場合、そのまま11-34Tのスプロケットを使用したまま使えるのでしょうか。
個人的には使えそうと思ってるので仮に購入した場合、今ついているRD 7150と交換してロード用のRDとして使えるか試してみたいと思います。
今回新しく発売されたRDを使いたいわけ
①輪行とか便利そう
②RDが衝撃に強いのは魅力的
③フレーム載せ替えの時はフルワイヤレスDi2だと作業が楽
④バッテリーの小型化
上記の点で今回発売されたDi2 RDは個人的に魅力的です。
①輪行などが楽そう
フルワイヤレスでケーブルなどがないため、輪行時には仮にクイックリンク・ミッシングリンクなどでチェーンを固定しているのであればRDもチェーンも取ってしまえば輪行作業がかなりやりやすくなるのではないでしょうか。
②衝撃に強いのは魅力的
普段使いで105 12s Di2を使用している自分にとってはRDをぶつけてしまっても壊れにくい・・・というのはかなり魅力的です。
③フレーム載せ替えの時はフルワイヤレスDi2だと作業が楽
完全ワイヤレスになったので仮に新しいフレームを入手してパーツを移植したい場合など作業がとても楽になります。簡単に言えばパーツ取り付けて油圧ブレーキ関係の作業して終わり!・・・って感じです。
④バッテリーの小型化
バッテリーが小型化して収納する場所は従来のシートポスト内からRDの内部に入れるようになりました。
バッテリーの重量は20gくらいで価格は6000円くらい。別途USB-Cケーブルを使用して充電するチャージャーが必要ですがバッテリー容量がへたってきても気軽に購入できますしなんなら最初から2個買っても良いくらい。
まとめ
というわけで今回新しく発売されたGRX・DEOREシリーズのDi2 RD、個人的にかなり魅力的です。
買っちゃおうかな〜・・・・・それでは!