Mavicのアルミホイール・Ksyrium SとSLを中古で入手したお話し

最近Mavicのアルミホイール・Ksyrium SとSLを中古で購入して入手したのでここに色々と書きたいと思います。

Ksyrium Sは前後、SLはリアのみ購入しました。以前使用していたのはPrimeの1450gくらいの軽量ホイール・Attaquer V2です。

現在はフロントがKsyrium S、リアにSLをつけて乗っていますが、Attaquerと比べてそれほど変化がないような気がしまして、実際にきちんと乗り比べしなければこれらのホイールの違いが分からないかな・・・・といったところでしょうか（それくらいAttaquerが良いホイールだったんだなぁと実感）。

Ksyrium S/SL

購入したところ

Ksyrium Sは某中古ショップで、SLは某フリマアプリで購入しました。

Ksyrium S・SLは前後セットで2024年7月4日現在101,000円、SLは126,500円と結構高め（以前はもっと安かった）。

今回なんとKsyrium S前後セットとSLリアのみで5万円以内で入手する事ができました。

といってもSLに関してはハブの内部がダメになっているという事で販売されていたジャンク品にはなりますが・・・

Ksyrium S/SLの魅力的なポイント

以前からMavicのアルミホイールを試してみたかったのですが、上記の3点が主に魅力的だったところ。

ホイールに搭載されているテクノロージーについては公式HPやMavicの公式YouTubeチャンネルで確認して詳しく説明されていて、これをみると、あ欲しいな・・・と購買意欲がそそられるかと思います。

重量はそれほど軽くない

上記が公式値の重量でそれほど軽くはないかなといった印象。

ただ、ホイールに使われているテクノロジーや上位グレードと同じハブのID360が使われている点で、個人的にはすごい魅力的だなと思ってました。

乗ってみた感想

以前使用していたホイールがPrimeのAttaquer V2 Discというホイール。今回Mavicのホイールを購入するに至り、このホイールを売ってKsyrium S/SLを入手したわけなのですが正直違いはあんまり分からないです。

使用しているパーツ・フレームを全く同じものにしてその場で乗り比べしなければ違いは実感できないのではないのかなと思いまして、Attaquerの方が安くて軽量なのでむしろそっちの方がいいかも・・・といった感じでしょうか。

ただAttaquerは現在（2024年7月現在）は購入する事ができません。

以前のWiggleで取り扱いがあった時は5万円以内で購入でき、重量も1450gくらいで剛性も普通のホイールなので今思えばとてもコスパの良いホイールだったのかなと思います。

使用してもフレ発生などもありませんでしたしね・・・・

ただMavicのホイールだと故障や破損などが仮にあった場合、かなりのショップで取り扱いがあるのでパーツの入手がしやすいという事と自分でどうしようもできない故障などが発生した時にはとりあえずショップに持っていけばなんとかなるというメリットがあります（といっても今までホイール関係のトラブルってあまりありませんが）。

ID360

ペダルにトルクをかけた時のかかりが良いという評判のID360。これに関しては確かに停止状態からペダルにトルクをかけた時の反応が良い！・・・・気がします。

通常のフリーハブの機構（爪タイプ？というのでしょうか）に久しく乗ってないので実走して比べてみたいところです。

Ksyrium S/SL【防水性悪し】

購入して驚いたのですが、評判通りリアのハブの防水性に難あり・・・・といった印象を受けました。

特に雨天時なんかにがっつり乗る方は注意が必要かと思います。

下記の写真はKsyrium S/SLを購入した時のハブ・パーツの状態です。

▼Ksyrium Sのハブの状態①

▼Ksyrium Sのハブの状態②

▼Ksyrium Sのハブの状態③

▼こちらはKsyrium SLのハブのパーツ

幸いKsyrium Sはパーツの錆があっても特に問題なく使用でき、Ksyrium SLに関しては下記の写真の部分のベアリング交換、そしてフリーボディのベアリングはどうやら使えないようだったのですがKsyrium Sのフリーボディをそのまま移植したところ通常使用する事ができました。

▼ここのシールドベアリングの内部がダメになってました

アップデートされた防水シールを買いましょう

左が最初から付属していたシールで右が改良された防水性を高めるシール。ワイズロードさんとかの自転車屋さんで取り扱ってます。価格はショップによって値段が違うようでグランピーさんのショップにて3000円くらいで購入できました。

こちらの改良されたシールに交換したところ、密閉性が高まっているせいなのかラチェットの音が小さくなった気がして防水性も以前より格段にアップしていると実感できます・・・・というか前のシールがダメダメだったのでしょうね（苦笑）

ちなみに改良された防水シールにしてもMavic曰く、1000kmごとにグリスアップしてくださいとの事ですのでどのみちこまめのグリスアップは必要かと思います。

また、グリスアップしてからしばらく乗って恐らくグリスが減ってきただろう音というのは違いが実感しやすいと思うので、何回かその音を体験するとグリスアップ時期の気づきに慣れてくるかと思います。

グリスアップしないと・・・

グリスアップしないとどうなるかというと上の写真のラチェットの消耗が早くなり、正常に機能しなくなるようです。

あとはこれはグリスアップどうのこうのではないかと思うのですが、フリーボディ・ハブ内部のシールドベアリングに水がかかってしまうと下記の写真のように錆びて回転が渋くなってしまうのでやはり防水シールはID360の構造のホイールを使うのであれば必須かと思います。

3000円〜5000円くらいのお値段がしまいますが、ハブ内部のパーツを新品で買い増しする羽目になるよりも安いと思うので素直にアップデートされた防水シールを購入するのがよろしいかと思います。

※ちなみに今ID360の構造のMavicホイールを購入する場合、新品で購入するのであれば最初からこのシールが付いているとは思うのですが一応確認した方が良いかと思います。

Ksyrium S/SL【他のホイールと比べて】

Ksyrium S/SLのホイール以外だと上記のあたりが同グレード・同価格で購入できます。

ただ最近はElvesやICAN、yoeleoのような中華ブランドで10万円くらい出せば1500gくらいのカーボンホイールが買えるような印象があります。

自分はまだカーボンホイールを使用したことはありませんが、購入するとしたらCogsさんのこちらのホイールなんか狙ってたりします・・・・

以前だとKsyrium Sが7万円以内、SLが10万円くらいで購入できたので今S/SLを買うのであればセールで安くなってる時、もしくはもうちょっと奮発して良いグレードのものを買うのもありかと思います。

まとめ

というわけでMavicのKsyrium S/SLを使用した感想でした。メンテナンスを頻繁にしなくてはならない（といっても一度覚えれば簡単ですが）以外はとても良いホイールかと思います。ただSとSLの前後セットの価格差が2万5千円くらいなので個人的には約10万円のKsyrium Sを購入するのであればSLを購入して長く使用した方が幸せになれると思います。