GRXのクランクFC-RX600(右クランクのみ)を入手しました。
GRXのフロントシングル用のナローワイドのチェーンリングを持っており、使用してみたかったので購入してみました。
フロントシングル用の40Tのチェーンリングをつけて使用した感想は
ナローワイドなのでチェーンが落ちる様子もなく変速も普通に決まる(RD・STI・チェーンはClarisを使用)
Qファクターがロード用のクランクより広くなるため若干ペダリング時に違和感がある
といったところでしょうか。
GRX FC-RX600
FC-RX600の右クランクだけ販売されており、価格も安かったので購入しました。
チェーンリングは付属しておりませんでしたが既にGRXのフロントシングル用のチェーンリングを持っていたのでそれを使用する予定でしたので特に追加でチェーンリングを購入する必要はありませんでした。
既に持っていたフロントシングル用のチェーンリングはロード用のクランクにつける予定でしたが、105(R7000)、アルテグラ(6800)のクランクには形が合わなかった為今まで使う事ができずにいました
▼持っていた40TのGRX用のチェーンリング
左クランクはロード用のクランクをつけた
今回購入したGRXのクランクは右だけだったので別に左クランクが必要です。
ロード用のアルテグラの左クランクが余っており恐らくGRXのクランクにもつける事が出来るだろうと思っていたのですが、実際につけてみたところ普通に取り付け可能でした。
また今のところ動作も問題なく普通にペダリング出来ています。
ロード用のクランクにはGRXのチェーンリングは取り付け出来なかった
既に持っていたGRX・フロントシングル用のナローワイドチェーンリングはロードバイクのクランクに取り付ける予定でした。
PCD(チェーンリングを固定するボルトを結ぶ円の直径)がGRX・ロード用のクランクどちらとも110mmでかつ4アーム(4ボルト)だったのでてっきり取り付け可能かと思っていたのですが・・・・
上・下の写真のようにボルトを取り付けるところの形が合わない為取り付ける事が出来ませんでした。
フロントシングル用のチェーンリングの取り付け
写真のようにアウター・インナーをボルトで固定する箇所があるのですが、アウターのところにGRX専用のフロントシングルのチェーンリングをはめてボルトで固定するだけです。
ボルトはAmazonで注文していて届いてから取り付ける予定だったのですが、家に余っているTiagraのチェーンリングについていたボルトをそのまま使用する事が可能でした。ボルトの規格はM8×8.5mmかと思いまして、こちらがAmazonで注文したボルトです。
取り付け時はナットは必要なかった
GRXのクランクのボルトを入れるところにはネジが切ってありました。
ロード用クランクでフロントシングル用のチェーンリングを取り付ける場合は、下記の写真のようにボルトとナットが必要になるのですがGRXの場合はボルトのみで取り付けが可能です。
▼ロード用クランクでフロントシングルのチェーンリングを取り付ける為に必要なボルトとナット
▼ボルトをアーレンキーで回しているところ
▼ボルトを4つ取り付けた写真
▼ボルト取り付け後にクランクを正面から見た場合
重量
右クランク単体で計測するのは忘れてましたが40Tのチェーンリングを付けて計測すると467gでした。
アルテグラ(6800)の左クランクも追加すると664gでした。案外軽いなという印象。
ロードバイクにクランクを取り付け
上の写真は左クランクを取り付けているところですが普通に取り付ける事ができました。
変速はどう?
このロードバイクについているSTI/RD/チェーンはR2000のClarisを使用していますが今のところ普通に変速出来てます。
クランクの取り付けをしてから50kmくらい走りましたがチェーン落ちなどなく特に落ちる心配もなそうです。
▼特に変速は問題なさそう
僕はClarisで使用していますがそもそも互換性がありません➡︎互換性表(C455辺りから確認可能)ロードバイクのコンポであれば10速・11速のTiagra・105であれば互換性があるようなのですが・・・というわけであくまでもし同じような事をされる予定であれば自己責任でお願いします
GRXでフロントシングルを導入したかった理由
GRXのクランクを使ってフロントシングルをしたかった大きな理由としてはロード用クランクではナローワイドのチェーンリングが入手しずらく有名ブランドを購入しようと思うと大抵1万円超えてしまうこと。
その点GRXであればShimano純正のフロントシングル用チェーンリングが容易に入手できます(在庫があれば)。
ロード用クランクに適合するチェーンリング
現行のロードバイクコンポのクランクは4アームでPCDが110mm。
フロントシングル用ナローワイドのチェーンリングもこの規格と一致していれば取り付け可能です。
ただクランクとチェーンリングの形状が適合しない為取り付ける事が出来ない場合もありますが、有名ブランドであれば大抵適合可能なクランクの記載があるかと思います。
wolf tooth
店舗でも頻繁に見かけるwolf toothのチェーンリング。まだ使用したことはありませんが次回購入するのであればこの42Tのチェーンリングを購入して見ようかなと思います。
1万円くらいですが耐久性や剛性感も良いと思いますし一番入手しやすい製品なのかなと思います。
ストーンラウンド
ストーンラウンドチェーンリング110BCD R7000 R8000 R9100ナローワイドシングルスピード、34〜60歯 (40歯)
価格が比較的安く歯数が豊富でありAmazonで購入可能。
僕も2回ほど34Tと38Tのを購入した事があり、2つとも現在使用しています。
剛性感とかの不足とかも感じられない為実際これで事足りるのかなとちょっと思ってます。
また製品概要欄には”寿命30,000 km”との記載があるので本当であればかなり長く使用できるのかなと思います。
Rotor
メインで使用していたRotorの楕円形のチェーンリング。
サイトをみた感じ現在はナローワイドのチェーンリングの販売はないようですね・・・
ストーンラウンドのチェーンリングよりもやや厚さが若干太いような気がします。また楕円という事でペダリングが楽になります。
absolute black
こちらもスポーツ専門店でちらほら見かけるチェーンリング。
調べた感じ下記のチェーリングがナローワイドでフロントシングル用で使えそう(シマノの現行モデルのクランク・4アームでPCDが110mmのもの)。
RIDEA
最近こちらのメーカーを知りました。
調べてみましたがこちらのナローワイドのチェーンリングがフロントシングル用で使える感じです。
GRX FC-RX600のクランクを使用してみたら・・・・
ロードバイクにクランクを取り付けて実際乗ってみるとやや違和感がありました。
右足だけやたら疲れる・・・
左にアルテグラのクランク、右にGRXのクランクを使用しているからかもしれませんがよくよく調べるとロード用のクランクとGRXのクランクではQファクターが異なっていました。
GRX・ロード用クランクのQファクター
GRXのクランク : 151mm
R8100とR9200(アルテグラとデュラエース): 148mm
R7000( 105) : 147mm
Tiagra・SORA・Claris : 150mm
調べたらコンポのグレードで若干Qファクターが異なっています。ロード用だと105以上のクランクはTiagra・SORA・ClarisよりもQファクターが狭くなっていますね。
左右のクランクのペダル取り付け部分の間の距離の事。ガチでレースとかされている方はここの部分も気にするところかと思います。
今まで使用していたのが105のクランクでGRXのクランクを使うことによって(右だけですけど)若干Qファクターが大きくなります。
そしていつもSPDを使用しているのでペダルを踏む位置が若干外側にずれた事によりやや違和感を感じたのかなと思います。
もしくはただ単に 右➡︎GRX 左➡︎アルテグラ という使い方をして、クランクの重量の重さがアンバランスになってしまった為違和感を感じたのかもしれません。
FC-RX600はホローテックⅡではなく、FC-RX810のクランクはホローテックⅡになっています。
ホローテックⅡはクランクの中が空洞になっており、これによって軽量性と剛性が高まるようです。
フロントシングルで運用するなら最上位のFC-RX810が良いかと思う
今回は安く入手できるとの事だった為購入しましたが、長く使用するのであればGRXのクランクで一番グレードの高い(といってもクランクは2種類しかありませんが)FC-RX810が良いのではと思っています。
このブログを書いている時点での価格差は5000円〜7000円ほど(Amazonの場合だとクランク長によって価格が異なる)。
クランクは早々壊れるものではないと思いますし価格差もそれほどないのであれば性能が良い方を買って長く使用した方が良いのかなと思います。
まとめ
使用してそれほど期間が経っていない為今後このクランクを使い続けるかは分かりません。
ただQファクターもそれほど大きくなるわけではないので気軽に10/11sでフロントシングル化されたい方にとっては良いチョイスかと思います。
乗ってって満足できるようであればFC-RX810のクランクを買おうかな・・・・
それでは!!