ICAN A22が完成形に!!【機械式➡︎油圧式ブレーキ & ステム一体型ハンドルへ】

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以前ICANのA22というカーボンフレームを購入して組みました。

その時はブレーキが機械式ブレーキ、ハンドルは通常のハンドルを使ったのですが今回ブレーキは油圧式ブレーキへ、ハンドルはケーブル内装のステム一体型ハンドルに変更しました。

これにより、A22が完成形になったのかなと思います。

ICAN A22 【ステム一体型ハンドルへ変更】

上の写真がステム一体型ハンドルを取り付けた状態です。

で、以前はどうだったかというと・・・・

▼以前の状態

このような状態でした。本来は最初からステム一体型ハンドルを使って組む予定でしたが、フレームを購入した時についてくるスペーサーが2枚しかなく、希望のコラムの高さが出せなかったので上の写真のように通常のスペーサーを足して組んでいました。

スペーサーは2個追加することに

上のスペーサーがICAN A22専用のスペーサーです。重量が24gと重いのであまり使用したくありませんでした。

スペーサーは数個入手したのですが、今回は2個だけ使う事にしました。

コラムカット

仮にコラムカットせずにA22専用スペーサーを使用する場合は、スペーサーを4個使用しなければなりませんでした。

スペーサー1枚の厚さが約1cmなのでコラムを2cmほど短くし、スペーサーを2個だけ使うようにするためにコラムカットを行いました。

TOPEAKのソーガイド

以前コラムカットを行った時はソーガイドを使用せずに行いました。

なかなかうまくカットできずに数回カットする事になったので、今回は素直にソーガイドを購入しました。

購入したのはTOPEAKのソーガイドですが、1回できちんとコラムカットする事が出来ました。

前の時もこれ買っておけばよかったなと少し後悔・・・

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▼コラムカットした後のコラム。6gの軽量化に笑

▼フロントフォークのコラムは特に割れなどなく問題なさそうでした

▼カットしたコラム①

▼カットしたコラム②

以前であればカットした表面をやすりなどで整える作業をしたのですが、今回は綺麗にカットできたので表面に薄く瞬間接着剤だけを塗りました。

というのもカーボンコラムをカットした場合、切断面がほつれてこないように瞬間接着剤を塗るようです。

ケーブルを通すのにやや苦戦

自分のバイクはフロントシングル化しております。

ハンドルの左側のケーブルは1本だけなのですんなりハンドル内を通す事が出来ました。

右はリアの変速のアウターケーブルとブレーキホースが通り、最初の1本目は問題ありませんでしたが2本目が通しづらく、30分程この作業に費やしました。

失敗だったのがステム側からケーブルを通した事。今思えばSTI側のケーブルが通る穴からステム側に向かってケーブルを通せばよかったのかなと思います。

というのもSTI側の穴はケーブルが2本入るくらいのスペースしかないので1本通したら通しづらくなりますが、ステム側だと穴の広さに余裕があるからです。

リアの変速のアウタ・インナーケーブルはニッセンケーブルを使用

今回はアウター・インナーケーブルともニッセンケーブルを使用しました。

使用した感想としては引きがとても軽い・・・・多分今までにないくらい快適かなと思います。

まあ今までがシマノの通常のグレードのインナーワイヤーしか使用した事が無かったので当たり前かもしれませんが・・・

にしても引きが軽くてシフトチェンジがしやすいです。

リアのインナーワイヤーはいつも1500-2000kmくらいで切れてしまうのでどのくらいニッセンケーブルが耐久性があるか楽しみです。

ベアリングはかなり汚れてました

ヘッドチューブのベアリングはかなり汚れていたので清掃してグリスアップを行いました。

▼一応水の侵入を防ぐためのシリコンカバーはあった

水を防ぐためのシリコンカバーは一応あったのですがやはり水が入りやすかったのかなと思います。

純正ハンドルを使う事によってこの状態よりも水の侵入がしづらくなると思うのでそれに期待したいところです。

ICAN A22【機械式➡︎油圧式ブレーキへ】

今まではTRPのワイヤー引きでキャリパー内に油圧タンクがあるブレーキを使用しておりました。

▼TRPのキャリパーブレーキ

こちらのブレーキはニッセンケーブルのワイヤーを使って使用すればブレーキの引きも軽くて全く不満はありませんでした。

ただ今回はケーブル内装のステム一体型ハンドルに換装する予定だったのでどうせならと思い、油圧式のブレーキにする事にしました。

ちなみにこのキャリパーブレーキ、フレームとのクリアランスがギリギリだったのですが外してみても特にフレーム側に傷などありませんでした。かなりギリギリだったんだけどな・・・

油圧式ブレーキのエア抜き・オイル交換

使用するパーツはTiagraのパーツ

使用するのはFARNA DISC TIAGRAについていたコンポ。

新品で油圧のパーツを購入したらSTIだけで4〜5万円しますしね・・・・

Tiagraの重量測定

せっかくだからと思い、STI/キャリパーブレーキの重量を計測しました。

STIが両方とも279g、キャリパーブレーキが118gと119gでした。1gの差は恐らくマウントブラケットの違いかなと思います。

不思議なのがTiagraのSTIの重量。105・ST-R7020の重量が公式ではペアで610gなのですが、Tiagraの場合ペアで558gとかなり軽いんですよね・・・

105の油圧のSTIを持っているのですが比べてみると若干105の方が大きいようなのでその違いなのかな・・・・

(油圧タンクが105の方が大きいのでしょうか?)

105のSTIの重量

105・ST7020の重量は315g・314g、合計629gでした。

Tiagraの方が軽いですね・・・Tiagraよりもやや大きめな気がするのでオイルを貯めておくところがより大きいのでしょうか。

ちなみにこのSTIはそのうち別のフレームセットを入手した時に使おうと思っている油圧の105のSTIです。

リアのキャリパーブレーキだけ105へ変更

作業が完了しきちんと乗れるようになったので実走しに行ったところ、前後のディスクローター・パッドにオイルがついてブレーキが効かない状態になりました。

家に帰ってよくよく調べてみるとSTI・キャリパーブレーキを取り付ける際のボルトのトルクが甘かったり、オイルを排出するブリードニップルのボルトのトルクがやや足りなかった事を確認。

なるべくきつく締めたところ、フロントのオイル漏れは解消したのですが、リアは何度試しても走行中に知らぬ間にディスク・パッドにオイルが付着してブレーキが効かなくなったのでリアだけ105のキャリパーブレーキを使用する事にしました。

105のキャリパーブレーキに換装する事でオイル漏れは治り、現在も正常に乗れているのですが原因はキャリパーブレーキ側にあったのかな・・・・と思ってます。

Tiagraのキャリパーブレーキについて思うこと

ピストンの色が黒く、105の白色と違って汚れが分かりにくい

 

ピストンを戻す時結構大変

今回105のブレーキにして思ったことは以下の件。

105のピストンは色が白く、汚れがついていたら分かりやすと思います。

▼105のピストンの色は白く汚れたら分かりやすい

その点Tiagraのピストンは色が黒く、汚れているのか判別がしにくいです。

といっても今回の作業を行うまでピストンの掃除をしようとは思った事がありませんでしたが・・・・

▼Tiagraの油圧式キャリパーブレーキ①

▼Tiagraの油圧式キャリパーブレーキ②

写真のようにピストンが黒くなっており、105のキャリパーブレーキより汚れがついているか分かりづらくなっております。

ピストンを戻すのが大変
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パッドが減って新しいのと交換する時には一度出たピストンを戻さなければなりません。

105のキャリパーブレーキはまだ経験した事がないのでなんとも言えませんが、Tiagraのキャリパーブレーキのピストンを戻すのに結構力が入ります(これは僕がキャリパーブレーキを清掃してなかったかもしれませんが・・・・関係あるかな?)。

そのためにシマノのピストンを戻す工具を購入したのですがこの工具を使ってもピストンが戻りづらくてかなり力が入り、これなら持っているタイヤレバーなどを使用してピストンを戻した方がやりやすいなと思いました。

追記

やはりピストンの側面を清掃して汚れを落としてから戻した方が楽に戻ってくれる気がします。

ピストンが汚れていた為何度オイルを入れても汚れが出てきたと思われる

油圧式ブレーキへ換装の為オイルを入れる作業があったのですが何度オイルを入れても上の写真のように黒い汚れが出てきます。

恐らくピストンが汚れていた為何度新しいオイルを入れても黒い汚れが出てきたのかなと思います。

ピストンを清掃したらある程度良くなりました。

まとめ

ステム一体型ハンドル内に全ケーブルが通り見た目がスマートになり、油圧式ブレーキになったことでブレーキを引く力がほぼ皆無になりより快適に乗れるようになりました。

どうせなら最初から作業がやや大変でもフル内装のステム一体型ハンドル&油圧式ブレーキ化をしておけば良かったなぁと思いました。

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