IGPSPORTのBSC200を購入しました。使用して良いなと思った点は
バッテリー時間が30時間あるので安心して使える
パワーメーターの表示項目も豊富
USB-Cタイプの充電端子
価格が10000円くらいと安い
といったところで価格からしたらかなり満足度の高い製品かと思いました。
IGPSPORT BSC200【端末のスペック】
スクリーン: 2.5インチ
寸法: 82x53x14.5mm
重量: 67g
防水機能: IPX7
ボタン: 6 つ
稼働時間 : 30 時間
インタフェース : Type-C USB
表示可能な項目→たくさん
加速度センサーあり(BSC100はない)
簡易マップ機能
BSC200の機能はこんな感じです。価格はシリコンの保護ケースとガラスフィルム付きでAmazonで10000円くらい(2023年12月の現時点)で買えるのですが、自分はセールが行われている時に7,862円で購入できました(安!!)。
IGPSPORT BSC200【開封】
箱を開けると本体・ガラスフィルム・シリコンケース・ストラップ・充電ケーブル・説明書・マウントが入ってます。
自分はAmazonで購入しましたが、サイコン単体でしか販売していないタイプのものもあるようなので、どちらかというとセットになっているものを購入した方がお得感があります。
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IGPSPORT BSC200【購入した理由】
現在メインで使用しているサイコンはBryton Rider 410です。結構古いタイプのもので機能的には多機能で満足しているのですが、
充電端子がMicro USB Type-B
サイコンのアップデートがMacユーザーなので出来ず、アプリ上で記録が取れない
といった点に不満がありました。
▼左がBryton Rider410
▼Bryton Rider410の端子はMicro USB Type-B
また、最近USB-C端子を搭載したiPhone 15Pro Maxに機種変更したのですがこの事にによって、iPhone、サイコン、ライトなど全てUSB-C端子のものにする事ができ、USB-Cケーブル1本持ちあるくだけで済ましたいと思ってた事も購入した理由の一つです。
アップデートに関しては漫画喫茶とか行ってWindowsのPCを使ってアップデートすれば良い話しなのですが、そもそも走行中にパワー・スピード・ケイデンスなどの項目を見るだけにBryton Rider 410を使用していたのでそれほどアプリを使用する事は求めていませんでした。
とはいえ記録を取れる事に越したことはないのですが、BrytonのソフトウェアのアップデートはMacは対応していないみたいなんですよね(Rider410が古い端末なのでおそらく最初にバージョンのアップデートをしなければ上手くアプリに同期が出来ず、Brytonの新しい端末なんかは最初からアプリ上でバージョンアップできそうな気がします)。
BSC100はアプリの動作も良かった
以前使用していたBSC200の下位グレードのサイコン・BSC100はアプリの同期やインターフェィスも良かったんですよね。
という事でアプリの使用感に関してはほぼ同じであろうと思っていて、実際使用してもきちんと走行記録の同期などもでき、これからも快適に使えそうです。
パワーメーターの表示項目
BSC200を購入するにあたり、一番悩んでいた点は自分が望むパワーメーターの表示項目がちゃんとあるかどうか、という事でした。
具体的には
平均3秒・10秒・30秒のパワー表示
左右バランス
トルク効率
TSS
などなどGarminやBrytonのサイコンにあるパワー表示項目です。
購入前の下調べではあまりこの情報がなく、公式HPにあるマニュアルにも特に記載がありませんでした。
ただ、海外のYouTuberさんのレビュー動画を見てどうやら平均3秒のパワー表示などあるっぽかったので購入する事に決めました。
BSC200で設定できるパワー表示項目
パワー | ラップ最大パワー | 平均パワー30秒 | パワーw/kg | 平均パランス3秒 |
平均パワー | 前ラップ最大Pwr | パワー%FTP | パワーKJ | 平均パランス10秒 |
最大パワー | パワーゾーン | IF | バランス | 平均パランス30秒 |
ラップパワー | 平均パワー3秒 | NP | トルク効率 | ラップバランス |
前ラップパワー | 平均パワー10秒 | TSS | ペダルスムーズネス | 平均パランス |
上記がBSC200で表示可能なパワー項目で左右バランスやトルク効率などもあるので必要十分かと思います。
ちなみにRider410のパワー表示項目は27個でBSC200が25個でして、内容としてもほぼ同じ項目であるかと思います。
うーん、8000円で(Amazonでセール時だとね)USB-C端子で30時間使えて防水機能もあってパワー表示項目もこれだけ豊富であるのはすごいな・・・
比較:Bryton Rider 410で表示可能なパワー数値
Rider 410は最近中古で4000円で購入しました。2018年あたりに発売したサイコンのようですが、パワーメーターの表示可能な項目はほぼ最新のサイコンのものと変わらない気がします。
ただ上述したように、充電端子がMicro USB Type-Bだったりアプリの同期ができなかったり(MacユーザーのためWindowsを使用しなければバージョンアップができない)しますが、数値だけを確認するためのサイコンとしてはかなり使えるかと思います。
Rider 410のパワー数値項目 |
||
カテゴリー |
表示データ | 表示データの内容 |
出力 |
出力 | パワー/現在のパワー |
平均出力 | 平均パワー | |
最大出力 | 最大パワー | |
LapAvgPw | ラップ平均パワー | |
LapMaxPw | ラップ最大パワー | |
3秒出力 | 3秒間平均パワー | |
10 秒出力 | 10 秒間平均パワー | |
30秒出力 | 30 秒間平均パワー | |
NP(標準化パワー) | 標準パワー 変動が大きい外的要因(坂、風など)を考慮して運動強度を指標として数値化したもの | |
TSS(トレーニングストレススコア) | トレーニングストレススコア IF(強度係数)とトレーニング時間をスコア表示し、トレーニングの質・量を考慮してトレーニングの負荷(ストレス)を数値化したもの | |
IF (強度係数) | 強度係数 FTPに対する NP の比率 トレーニング中の時間経過による変化、個人の能力差を考慮して運動強度を指標として数値化したもの。 | |
SP( 比出力) | w/kg で表示される単位重量あたりの出力 | |
FTP ゾーン | FTP ゾーン(FTP=1時間継続して出力できる最大パワー値) | |
MAP ゾーン | 最大有酸素パワーゾーン | |
MAP% | 最大有酸素パワー率(最大有酸素パワーに対する現在の割合) | |
FTP% | FTP 率(最大 FTP に対する現在の FTP の割合) | |
Lap NP | ラップ標準パワー | |
LLapAvgPw | ラップ平均パワー | |
LlapMaxPw | ラップ最大パワー | |
ペダル解析 |
CurPB-LR | 現在の左右パワーバランス |
AvgPB-LR | 平均左右のパワーバランス | |
CurTE-LR | 現在の左右トルク | |
MaxTE-LR | 最大左右トルク | |
AvgTE-LR | 平均左右トルク | |
CurPS-LR | 現在の左右ペダリング効率 | |
MaxPS-LR | 最大左右ペダリング効率 | |
AvgPS-LR | 平均左右ペダリング効率 |
ちなみにGarminのサイコンの表示項目(パワー数値)も同じような感じでした。
IGPSPORT BSC200【実際に使用した感想】
ディスプレイ→やや小さめ・・・かと思いましたが普通の大きさですね(2.5インチ)
バッテリーはかなり持つ印象(60km走行で100%から85%くらいしか減ってない)
パワーの左右バランスとかも計測でき、 GARMINで使用できるパワー表示項目とそれほど変わらないのが嬉しい
使用して3日間くらい経過して思ったことは上記のことです。
ディスプレイ
基本のデータ表示は下記の4つの項目から選ぶ感じで、自分は下記の様に表示項目をカスタムしています。
基本のページとは別に下の画像の表示も可能です。
⑤はマップ機能、⑥は標高かなと思います。⑦、⑧は不明ですがどのページも画面下の2項目でしたら表示項目を自分の好きな表示に可能です(⑧のページの速度・ケイデンスのところ)。
ボタン
ボタンは合計6つあります。最初はどのボタンがどの役割を持っているのか戸惑いますが、使用しているうちに慣れてくると思います。
▼右側面に3つ
▼下部に2つ
▼左側面に1つ
オートストップ機能あり
停止したら自動に走行ログを停止してくれる機能があります。
バッテリー
新品でバッテリーがフレッシュの状態もあって長時間のライドで使用しても全然減らないです。
30時間あれば余程のロングライドしない限りまず困らないと思うので安心して使えると思います。
パワー数値の表示可能な項目
上述したようにパワー数値の表示可能な項目は十分かと思います。
▼左右バランスとかもきちんと表示出来ます
BSC100の表示可能なパワー数値
下位グレードのBSC100は一応パワー数値を表示可能でしたが項目が少ないのでパワーメーターを持っていてパワー数値を管理して走りたい人にとってはBSC200を選んだ方が幸せになれるかと思います。
▼BSC100のパワー数値の表示項目は下記のようにかなり少ない
逆にパワーメーター持っていなくてケイデンス・速度・心拍数を確認したい&走行ログを取りたい方にとってはBSC100は価格も安いですし手が出しやすいサイコンかと思います。
▼速度・心拍数・ケイデンスが分かれば初心者の方は十分なのかなと思います
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マップ機能について
自分の用途としてはマップ機能を必要としていないのでまだBSC200のマップ機能を使用していません。使用してみて気づいた事があればこちらに追記したいと思います。
IGPSPORT BSC200【表示項目】
BSC200に表示させる事ができる項目を見ていきましょう。アプリ上で設定する必要がありますが、サイコン本体で行うより操作もシンプルなのですぐ慣れるかと思います。
速度
時間
距離
標高
①
②
③
ケイデンス
心拍数
①
②
パワー
①
②
③
④
電動変速
Di2
グラフ
その他
これだけ表示可能な項目があればパワーメーターを持っている方でも満足できるのではないのかなと思います。
IGPSPORT BSC200【アプリについて】
アプリの走行記録についてはまだあまり使用していないため、そのうちこちらに使用感を追記したいと思います。
BSC100Sを使用していた時は、データの同期も特に問題なく使用できていたのでその点は特に心配していません。
トレーニング作成
BSC100Sでは使えないみたいですが、IGPSPORTのアプリ上でトレーニングを作成してそのデータをサイコンで使用できるみたいです。
上の写真のメニューは“5分ウォームアップ・3分のライド/1分の休憩 × 5セット ・クールダウン”というメニューをアプリで作成したものです。
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まとめ
というわけで表示項目数が多くて1日ライドしても持ちそうなバッテリーを持つBSC200は自分にとってかなり満足するサイクルコンピューターでした。