TRIFOX X16TH【組み立て完成&作業内容&プチインプレ】

※記事内に広告を含みます。

購入したTRIFOXのX16THというフレームが到着し組み上がりました。

・重量7,885kg(ペダル込み)

・以前乗っていたICAN A22のフレームよりも100gほど軽いフレーム

・ギア1枚分軽くなった感じ

・発進&加速が速くなり1〜2kgスピードが上がった気がする

・ICAN A22の方が硬いと思う

感想としてはこんな感じです。

TRIFOX 16TH【開封編】

TRIFOXの製品は公式HPAliExpressで購入できるようで自分はAliExpressで購入しました。

フレーム注文から受け取りまでは

18日 製品注文

23日 現地発送

26日 日本・東京到着

27日 製品受け取り

大体このような感じで約10日ほどで届いた事になり、製品受け取り時に関税は特にかかりませんでした。

各パーツの重量

荷物が届いて入っていたパーツの重量を測りました。

▼フレーム

▼フロントフォーク

▼シートポスト

▼スルーアクスル【フロント】

▼スルーアクスル【リア】

▼シートポストクランプ

▼ヘッドパーツセット

▼ディレイラーハンガー

▼プレッシャーアンカー

梱包

とても綺麗な梱包で特に問題なかったです。

▼衝撃材がたくさん入ってました

▼綺麗な梱包

▼梱包されていたもの

心配だった点

BBの精度

フラットマウント台座の精度

フロントフォークに穴・亀裂がないか

ヘッドチューブのベアリングを入れるところ

スルーアクスルをきちんと取り付け可能か

シートポストをきちんと取り付け可能か

上記の点で心配していたのですがフラットマウント台座の精度以外は特に問題ありませんでした。

BBの精度

パッと見た感じきちんとネジ切りされているようで実際BB取り付け時も問題なくスムーズに入れる事が出来ました。

ヘッドチューブのベアリングを入れるところ

やや荒さは目視しても分かりましたが個人的にはきちんと機能さえしていれば気にならないかなといったところです。

▼ヘッドチューブの上側

▼ヘッドチューブの下側

フロントフォーク

YouTubeでレビューされている方でフロントフォークに亀裂?穴?のようなものがあるという動画を見ました。

自分のフロントフォークも少しぽこっとしている箇所がありましたが使用上には問題ないのかなといったところです。

そもそもフロントフォークをまじまじと見た事がないのでそういうものなのかなとも思いました。

▼写真①

▼写真②

▼写真③

写真上でわかるように小さいクレーターのようなものが確認出来るかと思います。

シートポスト・スルーアクスルの取り付けがきちんと出来るか

この点については特に問題ありませんでした。

▼シートポストを入れるところ。塗装が少し剥がれており荒さが少し目立ちます

スルーアクスルに関しては上手く閉まらないとレビューされていた方がいたので少し心配していたのですが問題なく取り付け出来てよかったです。

フラットマウントの台座の精度

組み立て完了後の唯一の欠点がリアのフラットマウントを取り付ける台座の精度。

おそらくきちんとフラットの状態ではないため、キャリパーブレーキを取り付けた時にほんの少し斜めになってキャリパーブレーキとディスクが干渉してセンター出しが出来ません。

色々調べてみたらフェイシングという台座の精度を出す作業があるようでして、こちらを行うときちんとキャリパーブレーキの取り付けが出来るようです。

なのでそのうちにフェイシングの作業を行なっているショップを見つけてお願いしたいと思っています。

で、今はどうしているかというと

上の写真のようにキャリパーブレーキとフレームに薄いカードを挟めて使ってます。

こうする事によってきちんとセンター出しが出来、ディスクが擦らない状態で使用できてます。

これをしなければディスクが完全に擦ってしまってちょっと乗れたもんじゃないかな笑

▼TRIFOX X16THのフラットマウント台座

▼khodaa bloom FARNA DISC TIAGRAの台座

▼ICAN A22のフラットマウント台座

TRIFOX 16TH【作業編】

BBもBSAのねじ切り式で圧入する必要がなく、すんなり組み立て出来る・・・と思っていたのですが結構時間がかかりました。

特にフレームにケーブルを通すのが大変だったかな・・・・

ケーブル

最初からガイドケーブルがあります。

上の写真の上のガイドケーブルがブレーキ用・下がフロントの変速用のガイドケーブルです。

フロントシングルで使用するので下のガイドケーブルは不要で簡単だろうと思っていたのですが、上のケーブルの穴がフレームに対して直角になっているのでアウターケーブル(実際はブレーキホース)を通すのに結構時間がかかりました。

▼BBの下に変速用のケーブルとブレーキ用のケーブルが通る

上の写真のようにBB下をケーブルが通る形になります。

▼黒いのがリアのブレーキホース

このフレームは変速のアウターがすっぽりそのまま入るのかと思っていたのですが、どうやらフレームの中まではアウターケーブルが通らない作りになっているようです。

▼アウターケーブルは途中までの仕様

ただ自分はケーブル交換時に面倒かなと思いそのままアウターケーブルをフレームの中まで通してしまいました。

今思うと重量も若干重くなりますしそこまでケーブル交換は手間ではないので辞めておけばよかったかなと思います。

コラムカット・プレッシャーアンカー・ベアリング

54のサイズのフロントフォークの長さは67cmで乗っているバイクのフォークの長さが62cmだったので今回は余裕を持って63cmでコラムカットしました。

▼コラムカットしているところ

一回でコラムカットが成功したのでやはりソーガイドはあった方が良いと思います。

以前にソーガイドなしで挑んだら斜めになって何度もやり直すハメになりましたしね・・・

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プレッシャアンカー

今回は付属のプレッシャーアンカーではなくシマノPROのものを使いました。

通常は下の写真のようにコラムにひっかかって落ちたりしないのですが、今回購入したのは自分で高さを合わせて固定すタイプです。

▼通常のタイプ

▼今回購入したシマノのプレッシャーアンカー

通常のプレッシャーアンカーと比べるとかなり固定しにくいので購入して失敗したかなとも思ったのですが、取り付けした後に特にガタなども出ておらずハンドルの切れも軽いので仮にフレームを組むのであれば次回もこれを使用する予定です。

以前購入したICANのカーボンフレームは結構ガタが出やすかったので、もしかしたら付属のプレッシャーアンカーが良くなかったのかなとも思いました。

機会があれば今度シマノのを使って検証したいと思ってます。

ちなみにトルクはフィニッシュラインのカーボングリスをつけて6Nmで締めました。

▼カーボングリスを使用

シマノのプレッシャーアンカーのトップキャップは厚みがあるのでプレッシャーアンカーをコラムのてっぺんの1cm〜くらい下げて固定しなければ上手く圧をかける事が出来ません。

▼トップキャップの厚みがある為プレッシャアンカーを固定する高さをやや下げみにする必要があった

最初はプレッシャアンカーのトルク不足だったのかなと思ったのですがトップキャップとプレッシャーアンカーが当たって上手く圧がかけられていない状態でした。

ベアリング

ベアリングですがマイクロスペーサー2つと写真の右上にある輪っかに小さな切れ目が入っている黒いパーツは使用しませんでした。

▼このパーツは使用しなかった

このパーツを付けるとしたらヘッドチューブ下につける大きいベアリングと一緒に使用すると思うのですがYouTubeで組み立てている人達の動画を見た限り使用していない感じなんですよね・・・・今度TRIFOXの方に聞いてみようかな。

▼これはリムタイプのフレームですけど同じようにそのパーツ使用してないっぽい

BB取り付け

デュラエースアルテグラグレードのBSAタイプのBBがAmazonで売り切れていて購入できなかった為メルカリでアルテグラグレードのBBR60を入手しました。

重量は76gで取り付けにはシマノの工具の場合、TL-FC36とBBR60用のアダプタ・TL-FC24が必要になります。

▼BBを取り付けているところ

BBは特に問題なくスムーズに取り付けする事が出来ました。

その他の作業

フレームに全てのケーブル・ブレーキホースを取り付けてBBも取り付ければ後は組み立ての作業自体にそれほど難しい事はないと思います。

バラ完をするにあたり

フレームにケーブルを通す

BB取り付け

フロントフォークをガタが出ずに取り付け

上記の点がクリア出来れば気持ちが大分楽になるかと思います。

ブレーキは油圧式ブレーキ

今回は油圧式ブレーキを使用しました。

最近油圧のメンテナンスを覚えて既に一度経験しているので時間は多少かかりましたが、上述した面倒な作業が終わっていた後の作業だったので気持ちがとても楽でした。

今回行って思った事はブレーキキャリパーのピストン側に汚れがあると作業が上手くいかないという事。

オイルを注入してエア抜きしてもあまり上手く行かなかったのでピストンの掃除をしたら上手くいきました。

TEKTROのホースカッターは神

2000円ほどとお安く購入可能なTEKTROのホースカッター。インサートの圧入も出来て大活躍してくれました。

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クランク・チェーン・RD・サドルなどをつけて作業終了

あとはクランクやチェーン・リアディレイラーなどをつけて作業終了です。

キャリパー取り付けボルトは33mm

リアのキャリパーブレーキ取り付け時の補足なのですがここのフレームの厚さが2cmでした。

なのでキャリパーブレーキ取り付け時に必要なボルトはシマノのマニュアル(42ページ目に記載あり)によると33mmになるかと思うので下記のボルトが必要になります。

下記の写真のようにボルトがフレームから13mm出ていれば適正なボルトになります。

▼フレームから13mmほどボルトが出ている

105のリアのキャリパーブレーキを購入すると25mm厚さ用のボルトが付属してくるようなので、仮に2cmの厚さのフレームの場合は33mmのボルトと160mmのディスクローターを使用する予定であれば別途アダプタが必要になります。

サドルを止める櫓は一本締め

サドルを取り付けるところは一本締めで、初めてこのタイプを使用するのですがかなりサドルが取り付けづらい・・・

そして楕円になっているレールのカーボンサドルなどはどうやら取り付け不可なようです。

というわけで真円のレールで150gくらいのサドルが欲しいところです。

TRIFOX X16TH【実際に乗ってみて】

組み立て完了後に重量を測ってみましたが約7,9kgでした。予定では7,6〜7,7kgで組めると思ったのですがやや重くなってしまったという感じ。

ホイール : Racing 3 DB (1700gくらい)

ハンドル : ボントレガー380mm(244g)

サドル :中華サドル( 200g)

RD : R7000( 225g)

ステム : シマノPRO PLT(130gくらい)

以上が現在ついていて変えたら軽量化につながりそうなパーツです。

あとタイヤもハイエンドのものに変えれば軽くできそうですね(まあ高いから買いませんが)

乗った感想

X16THをレビューしていたYouTubeの動画では硬くて良いと言っている人がいたのですが以前メインで乗っていたICAN A22と比べるとフレームは硬くないかなと思います。

これは恐らくA22のフレームがすごい硬かったのかなと思いましてA22の方がガツンと踏み込んだら進んでくれる感じがします(BB周りの剛性も良かったのかも)。

けれども実際スピードを計測してみるとX16THの方がA22よりも楽にスピードが出ているようでして、発進・加速・反応に関してもX16THの方が良いと思ってます。

発進が良くなったのはA22よりもサイズが一回り小さくなった・100g以上フレームが軽くなった・ホイールベースがやや短くなった(A22: 985mm X16TH:983mm)などが挙げられると思います。

というのが僕の感想なのですがてんで素人なんで誰かインプレしてくれないかなぁ、荒サイでOKなら是非試乗してください!笑

試乗できまっせ

最近アルミフレームをゲットして乗れるようになったのでX16購入検討されている方で乗ってみたい!という方は連絡して頂ければ試乗できます。

お貸しするのは1週間以内をめどに

試乗ライドだけの利用(主にサイクリングコースを利用など自転車を一時的に駐輪する事をしない)

室内保管などの安全なところで保管できる方

最低サドル高さは73cmくらいかと思います

ホイールはシマノのRS170(重いやつですが自分の持ってたらそれ使ってもOKです)

フレンドリーな方

という感じでして自転車自体は175cmくらいの方向けのフレームかと思います。

まとめ

以前組んだICAN A22のフレームよりもすんなり組む事が出来ました。

フラットマウント台座の精度の件さえなければパーフェクトだったのですがまあなんとか乗れている状態なので僕は全く不満はありません。

というわけで今回はこのへんで、それでは!!

4 COMMENTS

通りすがり

またまた失礼致します。
なお、メールアドレスは個人情報の塊ですのでフェイクです。(申し訳ありません‍♂️)

ICANのフレームが硬いとの事ですが、
フレームが硬い=進む

という事ではないと思われます。
自分の場合は過去にスペシャライズドSL3のセカンドモデルに乗っていましたが、硬いけれど『進まない!』という感じでした。

硬くてペダルを回すけれど、
フレームの何処かでブレーキを掛けるように進まなくなっている感じでした。
2013年頃の話ですが、当時は所謂『ハズレ』フレームが多分に市場に流れていました。
そのハズレが基本的な設計によるものか?はたまた製造時の原因によるものかは不明です。

なお、
メーカーが威信に掛けて作ったハイエンドモデルでは、ほとんど悪い話は聞きませんでした。
(購入した人がそう思い込んでいた可能性もありますが・・・)

カーボンフレームを例に上げますと、
自分の所有しているフレームでは

ビアンキ(2015年カーボン、ミドルモデル)

30km/h前後では気持ちよく進み、乗り心地がとても良い。33km/hを超えるとパワーロスが明確に大きく感じる様になる。
(パワーを掛けるとフレームが歪み抵抗が増える)

ウィリエール(2013年カーボン、ハイエンドモデル)

30km/h前後でも抵抗なく進む、本領発揮は35km/h以上の領域です。ビアンキと較べると40km/h巡航時に明確にパワーロスが少ない感じです。
計測はしていませんが、15~25wは違う感覚です。

なお、乗り心地は結構悪化し、
路面の段差では明確にガタガタと跳ねます。その代わりパワーロスは明らかに少ないです。
100km程走ると、明確にビアンキよりも身体にダメージがありますが、
乗っていて爽快感を味わえるのはウィリエールです。

のんびりと気楽に走って楽しむのはビアンキに軍配が上がります。

何かの御参考になれば幸いです‍♂️

返信する
AKI

35km以上からの速度域が明確・・・というのはすごく興味がそそられますね!

ただ最近はミドルグレードのフレーム、というか入門用のカーボンフレーム完成車でもかなり高額になってしまいましたので残念ながらしばらくは購入は出来なさそうです。

30万円くらいでミドル〜ハイエンドのフレームセットがあれば買ってみたいとは思っているのでショップの型落ち品などを狙っています。

返信する
通りすがり

またまた失礼致します。
各コメントへのお返事ありがとうございます。

最近はロードバイクの価格高騰が激しいですよね。105完成車で40万円級の物もありビックリしてしまいます。

そこで、
抵抗が無ければの話ですが、
敢えて中古のフレームや完成車を狙うという方法もあります。

2015年前後くらいのリムブレーキの中古の自転車はかなり安価でヤフオクで流通しています。

自分が見聞き、試乗した経験のハイエンドモデルですが、

TIME
RXRS、ZXRS、

キャノンデール
スーパーシックスEvo Hi-Mod(Hi-Modじゃない廉価版の無印もあります。)

コルナゴ C59
試乗会で当時の全日本チャンプの宮澤選手の実車を乗りましたが、平地も登りも明らかに進み、登りました!

ウィリエール
チェントウノSR、後継機のSRⅡ、

あと、
かなり古いモデルですがTREKのマドン6.9という所です。

綺麗な完成車が15~20万円で手に入ればかなりオススメです。

御参考になれば幸いです‍♂️

返信する
AKI

コメントありがとうございます!

一時期ディスク2台リム2台のロード持っていたことありましてそうすると色々と物が増えすぎてこれはあかん!・・・・・と思ったのでディスク一本化するためにリムロードを売却しました。

なので現状リムブレーキタイプのロードは購入しない方針だったのですが、そのお話しをお伺いすると20万位内で良いカーボンフレームが買えるのであれば魅力的ですね!
(ただ最近リムのクロスバイクは中古で買いましたが)

あでもホイールとかも買わなきゃいかないか・・・

C59調べてみましたがやはり7年以上前と今では価格が倍以上になってますね。

色々とどうもありがとうございました!

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