ICAN カーボンフレームセット A22【組み立て編】

※記事内に広告を含みます。

前回はICANのカーボンフレームセット A22を購入したという記事を書きましたが今回はフレームセット組み立て編になります。

果たしてうまく組むことができるのでしょうか。

使用するパーツ

A22 フレーム 重量:1140g

A22 フロントフォーク 重量:400g

ヘッドセット ➡︎ FSA NO.55R ACR/STD Black 1.5 to 1.5 重量:92g

ステム ➡︎ FSA NS OS-160 ACR AL Black 31.8/110  重量:235g

ハンドル ➡︎ FSA  ENERGY Compact ACR black 31.8×42 重量:270g

クランク ➡︎ アルテグラ (右:FC-6800 左:R8000) 重量:530g

BB ➡︎ シマノ SM-BB92 重量 : 54g(公式によると)

チェーンリング ➡︎ ストーンラウンドチェーンリング ナローワイド 38T 重量:79g

ペダル ➡︎ SPDペダル PD-ES600 重量:281g

サドル ➡︎ 超軽量フルカーボンサドル 3Kグロス・3Kマット・UDグロス仕上げ

STI ➡︎ ST-R7000 左右レバ-セット 2x11S STIレバー 重量:500g

リアディレイラー ➡︎ RD-R8000(アルテグラ) 重量:210g

スプロケット ➡︎ CS-R7000 11S 11-28T 重量:284g

チェーン ➡︎ CN-HG601 11S 116リンク 重量:257

上記のパーツを使用して組む予定でしたが一部下記に変更があります。

変更したパーツ

ヘッドセット ➡︎ ICAN A22専用ハンドルに付属していたヘッドセット

ステム ➡︎ シマノ PRO PLTステム 110mm

ハンドル ➡︎ ボントレガー RACE LITE(アルミ) 重量 : 230g

各パーツの重量

ではまず今回使用するパーツの重量をここに記載したいと思います。

BBの重量を計測するの忘れてしまいましたが大抵のパーツは計測しました。

ヘッドパーツのパーツを細かく計測

※上記の左クランクはR7000ではなくて現行モデルR8000のアルテグラでした

あ・・・前輪のボルト計測し忘れてしまいました

ディスクローターは同じのを使うのでこの重さ×2、計140gになります

 

タイヤはVittoriaのZaffiro Proを前後に使います。なのでこの重さ×2になり、合計530gになります

チューブはメーカー確認しませんでしたがコンチネンタルの一番グレードが低いロード用のチューブかと思います。

RACING 5 DB (現行の一個前のモデル)

ホイールはデジタルスケールが不調で計測できませんでしたが、公式値では確か1700gくらいだったかなと思います。

ちなみに現行モデルは1610gと軽量になっており、そのうちポチってレビューしたいなと考えてます。

実際に行った作業工程

①フレームにアウターケーブルを通す

②BBを取り付け

③ガラスコーティング

④ハンドル・ヘッド周り組み立て

⑤ドライブトレイン組み立て

⑥完成

ざっくり述べるとこんな感じ。

やり方さえわかっていればシビアなところはBBとヘッド周りのガタがいかに出ないようにできるかが肝なのかなと思います。

他の工程のクランク・STIレバー・ブレーキ取り付けなどは至ってシンプルなので、メンテナンスを普段自分で行っている方であれば特に難しい事はないのかなというのが今回バラ完をした感想です。

油圧式ブレーキの場合

今回は機械式のブレーキキャリパー(といっても半油圧みたいな製品ですが一応ワイヤー引きなので機械式)で組みましたので気軽にワイヤーの取り外しが可能でヘッドパーツ周りの作業のやり直しが出来ました。

 

これが油圧式ブレーキにしようとして更にステム一体型ハンドルをケーブルフル内装で組もうとすると、一度STIレバーに油圧ホースをセットしてしまうと取り外しがかなり面倒になってしまいます。

 

ハンドルの高さなどのポジションがはっきりと確立しているのであれば一度セッティングしてしまえば特に高さなどを変更する事がないので良いと思いますが、後でハンドルの高さなどを変更しようとする場合は作業が面倒になるのかなと今回組み立てて思いました。

※今回は後ほど記述しますがフル内装のステム一体型ハンドルは使用しておらず、通常のステム、ハンドルを使用してます。

①フレームにアウターケーブルを通す

フレームには最初からガイドケーブルが装着されていました。

ここにインナーケーブルを通してガイドケーブルを抜き、更に通したインナーケーブルにアウターケーブルを入れてフレームに通ったら先ほど入れたインナーケーブルを抜いて完了です。

フレームの中を通ったアウターケーブル

上記の2本のアウターケーブルはリアのブレーキ・変速機側から通ったアウターケーブルです。

このロードバイクはフル内装式なので上記の写真のようにフロントフォークを通すヘッドチューブの上側にケーブルが来ます。

白いガイドケーブルはフロントギア用のケーブルですが、このロードバイクはフロントシングルで運用する為使用しない為ガイドケーブルは取り除いてます。

この作業は比較的シンプルなので簡単でした。

②BBを取り付け

一番心配していた作業がボトムブラケットの圧入です。

今回使用したのはシマノのデュラエースグレードのBB

価格が4,000円くらいと比較的安価であり、この下のグレードの価格も3,000円くらいとそれほど価格差がないのでどうせ購入するのであればデュラエースグレードのBBをお勧め致します。

シマノ SM-BB92 41B プレスフィットBB ロード用 SM-BB92

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実際BB圧入作業を行ってみて・・・

問題なく作業が完了し、クランク取り付け後、ペダルを回した時の変速やチェーンに問題ありませんでした。

BBの圧入は所有しているTREK Emonda ALR5で以前行っていた為作業自体はなんとなく分かっていましたが、BBの圧入は中々シビアなようで仮に失敗した時はフレームにダメージを与えたり与えなかったりとか・・・・

というわけで今回一番BB圧入の作業が緊張しましたが、無事作業完了し特に問題なくロードバイクに乗れているので良かったと思います。

★下記の記事に使用した体験を書いてます。

【BB交換】SUPER Bのボトムブラケットリムーバー&インストレーション使用

③ガラスコーティング

以前に購入したプロスタッフのガラスコーティング剤を使用しました。

元々は車用のガラスコーティング剤でした洗車後にスプレーして拭くだけの簡単コーティング剤です。

今回は特にフレームは汚れてないので軽く水拭きした後にスプレーして拭き上げました。

70ml入ったお試し用を使用したところ3回以上はフレームに使用する事ができ、中々良さげだったので次回は480mlの詰め替え用の購入しようかなと思います。

ちなみに480mlだと普通車11台分使用可能なので、ロードバイクのフレームだとかなり使用する事ができそうです。

④ハンドル・ヘッド周り組み立て

ヘッド周り

一番シビアな作業はBB圧入かと思っていましたが大変だったのはヘッドチューブ周りの組み立てでした。

前回の記事でフレームとフロントフォークをつなぐ役目があるヘッドパーツがフレームセットには付属しない旨記述しまして、結局何のパーツを使用したかというとA22専用のハンドルがICANから販売されており、そのハンドルを購入しました。

最終的にはハンドル付属のヘッドパーツセットだけ使用し、現在ハンドルは使っていません。

A22専用ハンドルに付属するヘッドセット

上の写真がA22専用ハンドルに付属のヘッドセット。付属の内容は、

プレッシャーアンカー

ベアリング×2

ベアリングを抑えるパーツ

ベアリングを抑えるパーツの上につけるパーツ(ダストカバーかな?)

スペーサー1cm×2

シリコンカバー

名前不明の一番上につけるパーツ

となっています。

A22専用ハンドルを使いたいところだがスペーサーが足りないので高さが出せず・・・・

スペーサーが1cm×2個しかなく、かつこのフレームのヘッドチューブの長さが130cmとなぜか小さめな作りになっている為、希望のハンドルの高さが十分に出せませんでした。 ➡︎ジオメトリはこちらの製品ページに記載があります。

付属品のパーツで希望の高さが出せていればA22専用のステム一体型ハンドルを使いたいところでしたが、サドルとハンドルの落差がかなり大きくなってしまうことに・・・・

▼赤で囲まれているのがスペーサー。2枚しか付属しなかったので高さが十分に出せない

というわけでどうしよう、組めないやん・・・・と思っていたのですが普通のコラムスペーサーを入れてみたところうまく使えそうだったので、A22専用ハンドルは使わずに付属品のヘッドセット+通常のコラムスペーサーで高さを出してあげてそこに通常のステムとハンドルを・・・・といった感じで組むことにしました。

▼A22専用ハンドル付属のパーツにコラムを入れた状態

▼このような感じで高さをコラムスペーサーで調整

▼ステムを取り付けた状態

▼シリコンカバーが付属していたのでこれを仕様すれば雨天時走行の水の侵入がある程度防げそうです

ハンドルの高さの問題は解決したので、後はコラムカットを行いハンドル周りのパーツの取り付け&セッティングして終了です。

▼初めてのコラムカット。かなり大変&時間がかかったのであまりこの作業はしたくないかな・・・

MEMO

フレーム完成後、一応自転車屋さんにもヘッドのガタがないか確認してもらいましたが問題ないとの事です。ただ今回の場合は仕方なくこのような仕様になってしまいましたが、もし仮に真似をされるのであれば自己責任でお願い致します。また、スペーサーを追加購入する予定なので、時間がある時にA22専用ハンドルに変更できればと思っております。

購入したフレームサイズ

購入したフレームサイズは51cm。恐らくシートチューブが51cmなので51というサイズかと思われます。

トップチューブは550mmと記載があり(実際にはEffecticve topと記載がありましたがトップチューブの事だと思う)ヘッドチューブが130mm。

参考に下記が僕が現在持っているロードバイクのサイズ感。

khodaa bloomのFARNA DISC TIAGRA トップチューブ : 550mm  ヘッドチューブ : 155mm

 

Emonda ALR5 54サイズ  トップチューブ : 543mm  ヘッドチューブ : 155mm

A22のフレームはトップチューブは現在乗っているFARNA DISC TIAGRA、Emonda ALR5とほぼ同じなのにヘッドチューブがやたら短い・・・・とかなりハンドル落差が出てしまう設計になっているかなと思います。まあこれで購入したA22専用ハンドル付属のスペーサーが5枚くらいついてきたのであれば問題なく高さは出せたのですが・・・

⑤ドライブトレイン組み立て

BB取り付けとヘッドパーツ関連の作業が終えたら後はクランク・ペダル・チェーン・リアディレイラーなどを取り付けて作業完了です。

このあたりは特質変わった作業はありませんでしたので特にこちらの記事では記述致しません。

メンテナンスでこのあたりを行ったことがある方には単調な作業になるのかなと思います・・・・・が、経験なし&バラ完で初めて行うのであれば結構大変かも・・・

まとめ

最終的にフレーム組み上げが完了して現在乗れているのでホッとしました。

ヘッドパーツセットが付属してこないと知っていざそのパーツを購入しようにもベアリングの規格が分からなかったり分かったとしてもほぼそのパーツを購入するのが無理ゲーと分かったときは絶望を味わいましたが・・・・(実際は購入できそうですが需要が果てしなく少ないっぽいので海外通販で取り寄せになりそう)

というわけで次回は自転車本体の走行性能についてインプレ記事書けたら良いかなと思います。

それでは!

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