ICANのカーボンフレームセット A22をポチったお話し

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ICANというブランドのカーボンフレームセットを注文しました。

購入したのはA22というT700とT800のカーボン素材がミックスされたカーボンフレーム。

価格は約68,000円で送料が9000円くらい。

果たして初めてのバラ完ですが果たして上手くいくのでしょうか。

ICAN A22 カーボンフレームセット

購入したのはこちらのバイク

バイクのスペックは下記の通り。

・フレーム素材:100%カーボンファイバー東レT700&T80

 

・重量:1119+-50g(フレーム) フォーク:388+-20g

 

・BBの規格:BB86(プレスフィットタイプ)

A22にはステム一体型ハンドル付きのフレームセット、ハンドルなしのフレーム&フォークのみのフレームセットがあります。

上記の価格に送料がかかり、僕は9000円ほど送料がかかりました(送料のオプションによって価格が異なるかと思います)。

注意

今回はステム一体型ハンドルが付属しないフレームセットを購入しましたが、ヘッドセットパーツセットが付属していませんでした。

 

ヘッドパーツセットとはフレームとフロントフォークを繋いでいる部品、ベアリングやクラウンレース、トップキャップなど。Amazomで検索するとプレッシャーアンカーも付いているセットが販売されているのをよく見かけます。

 

購入したA22のフレームはヘッドチューブの規格がやや複雑でして、社外品のヘッドセットを入手するのがとても大変でした。

 

なので恐らくヘッドセットパーツが付属してくるだろうステム一体型ハンドル付きのモデルを購入すれば良かったととても後悔しております(※追加注文でステム一体型ハンドルセットを注文しましたので、届き次第こちらに製品の付属品などの詳細を記述したいと思います)。

A22のフレームカラー

▼購入したマットブラックカラーのフレーム

A22にはレッドグレーのカラーがあり、フレームにはTRIEAROとロゴが書かれてます。

自分が購入したのはロゴなしのマットブラック。

特に追加料金なしでマットブラックカラーのフレーム購入も可能との事だった為、今回はマットブラックカラーにしました。

取り付ける予定のパーツ

▼今メインで乗っているkyoda bloom Farna Disc Tiagra

コンポは乗っているFARNA DISC Tiagraのコンポ・パーツを購入したA22に載せ替えようとしました。

ただ、油圧のホースが中々購入出来ないのと価格が恐らく高騰しているという理由でやめました。

なので、持っているもう1台のロードバイク、TREKのEmonda ALR5のコンポを載せ替えることにしました(こっちは油圧コンポではなくリムの105のコンポ)。

フロントは最初からシングル化する予定であり、フロントシングル化にした場合はそもそもコンポという概念が薄れてきます。

ブレーキホースが案外高かった

シマノの1000mm1700mmのホースを購入すると約6000円かかる(2021/11/9日の時点)

購入したキャリパーブレーキ ➡︎ TRP HY/RD油圧ディスクブレーキセット

Emondaはリムの105のコンポメインを使用しているバイクなのでそれを新しいフレームに取り付けるということは必然的に機械式キャリパーブレーキを使用することになります。

購入する予定だったブレーキはシマノのBR-RS305というSORAグレードのキャリパーブレーキだったのですが、現在は商品の物がなくてAmazonも楽天のショップでも購入不可な状態。

▼欲しかったシマノのブレーキ・・・・あれ、現在は買えそうな感じかな・・・

第1候補としてはBR-RS305を取り付けたかったのですが、中々ショップやネット、フリマアプリなどで入手するのが困難でした。

そんなときにたまたま見かけたドラゴンバイクのHPで、TRP HY/RD油圧ディスクブレーキ前後セットがかなり安く販売されていたため、それを購入することにしました。

ただこのブレーキ、本来片側15,000円くらいの定価で販売されているのでもしかしたら型番が異なるタイプかもしれません・・・

TRP HY/RD油圧ディスクブレーキセット

ワイヤーで引いてブレーキキャリパー側に油圧タンクがあるので半油圧みたいなシステム。通常前後セットで3万円くらいかかるのですが、1万5千円くらいで購入出来るようだったので即ポチしました。

組み立て工程する前の不安点

油圧の交換・取り付けをうまくできるか ➡︎ 機械式のブレーキに変更した為不安は解消された

 

BBの圧入は適切にできるか

上記の点で不安に思ってました。

油圧の交換・取り付けをうまくできるか➡︎とりあえず機械式なので心配なし

Farna Disc TiagraはTiagraの油圧コンポを搭載しており、それをそのままA22のフレームに取り付ける予定でした。

以前にエア抜きは行ったことはありますが、ホースの交換・取り付けはしたことはありませんので、交換・取り付けの作業が上手くいくか不安でした。

ただ今回はとりあえず最初は機械式で組んで、後々油圧に変更・・・・ということに決めたので今のところ特にこちらの心配はなさそうです。

BBの圧入は適切にできるか

BBの圧入は以前に持っているTREK Emonda ALR5で一度BBを圧入した経験があります。

なのでそれほど不安には思っておりませんでしたが、BBの圧入はややシビアな作業なようで、失敗したらフレームにダメージを与える可能性があると以前に何かで見た様な気がします。

ICANのスタッフさんとは日本語でやり取り・質問が可能

購入する前の素朴な疑問なども気軽にICANのスタッフさんに日本語で聞くことができます。

質問をかなりしたのでちょっと申し訳ないと思いましたが親切に返信してくれてとても助かりました

フレーム詳細にリアのディスクローターが140mmとの記載があったが160mmって使える?

質問した内容の一つですが上記の点で不安だったので質問してみました。

A22のフレーム詳細ページにはフロント160mm/リア140mmとの記載があります。

A22のフレームが写っている動画を見ましたがブレーキキャリパーの付けることができる場所がリアエンドとかなり近くてキャリパーブレーキによってはクリアランスが足りなさそう・・・なのでてっきり140mmのディスクローターしか付けることが出来ないのかな〜と思いました。

ICANのスタッフさんに聞いてみたところ➡︎160mmも使えるとのこと!!

実際にフレームが届いた

注文してから到着までの日にち

10月27日➡︎注文・決済日

10月29日➡︎発送するよ〜と連絡が来る

11月4日➡︎商品到着

支払いした2日後に商品発送連絡メールが来て、その内容が商品が10日から20日くらいかかるとの事でした。

ただ思ったよりフレームが早く届き、商品発送メールが来てから約1週間後に届きました。

wiggleなどで商品を頼んで到着するのが遅いという事は経験していましたが、予定より早く荷物が届くことは結構レアなケースかと思うので嬉しい誤算です。

開封して入っている製品

箱を開けると

フレーム(ディレイラーハンガーが既についてました)

フロントフォーク

ディレイラーハンガー(追加で注文したもの)

シートポスト

謎のパーツ(後にシートポストを入れる際に使用と判明)

上記の製品が入ってました。

▼フレーム

▼フロントフォーク

▼スルーアクスル前後・追加購入したディレイラーハンガー・シートポストのパーツ/

フレーム・フロントフォークの重量

フレームの重量は持っている計りで計測したところ1140g、フロントフォークは400gでした。

ICANのサイトではA22のフレーム重量が1119gで誤差がプラスマイナス50g。

フロントフォークは388gで誤差がプラスマイナス20g。

なのでほぼ許容範囲の重量かなと思います。

▼フレームの重量

▼フロントフォークの重量

ヘッドパーツが付属していなかった

開封して初めてのバラ感、そして軽くて美しいフレームの形状にうっとりしてたのですが・・・・・ここで重大な事が判明。

なんとヘッドパーツが付いていないではありませんか!

ヘッドパーツはフロントフォークとフレームを付ける時に必要なパーツ。

パーツの内容としてはベアリングやベアリングを抑えるパーツ(名前がわからない)、ちっちゃいスペーサーみたいなもの、etc….です。

プレッシャアンカーについては付属するかどうか前もって質問していて付属しないとの解答をもらってましたが、まさかこのパーツが付いていないなんて・・・

TREK Emonda ALR5についているヘッドセットパーツ

ここでヘッドパーツが何か分からない方の為に持っているEmondaALR5のヘッドセットをお見せいたします。

・・・・と言っても僕もこの件があるまでヘッドセットとは?とまるで興味なしでしたが(汗

ではEmondaについているヘッドセットを画像でお見せします。

▼ヘッドチューブ上のベアリングとベアリングを上から押さえ付けるパーツ

▼ヘッドチューブ下のベアリング

▼ダストカバー or トップキャップカバー

▼下のヘッドチューブのベアリングはこんな感じにフロントフォークに設置します

Emondaのフロントフォークとフレーム(ヘッドチューブの底部部分)を合わせるところには1-1/2インチのベアリングしか付けなくても良いみたいですが、フレームによっては他に部品が必要になることもある・・・・のかな?

というようにヘッドパーツがなければフレームとフロントフォークを取り付ける事が出来ないのです。

A22のフレームは完全フル内装のモデルなのでヘッドチューブの規格が複雑

ヘッドパーツが付属していないのであれば別途購入すれば良いやと思ってたのですが、なんせあまりない規格だから全くもって適合しそうなヘッドセッドがない・・・

唯一購入したA22のヘッドチューブに適合しそうなパーツが下記のパーツ。

▼FSAのACRという規格のヘッドパーツ

通常のロードバイクだとヘッドチューブのボトムのベアリングの大きさが1-1/2インチ、アッパーが1-1/8インチの大きさかと思うのですが、今回購入したA22のフレームはボトム・アッパー共に1-1/2インチの大きさのよう。

▼Emondaのヘッドチューブ 

▼A22のヘッドチューブ

A22のヘッドチューブの上下の外径は約55cmあり、Emondaのヘッドチューブは下が同じ外径と思われで上の部分下のベアリングよりも小さくなっている構造です。

FSAのACR規格

下記の動画を見ていただければACRという規格がどのようなものかお分かりになるかと思います。

▼FSAのACRの規格の説明動画

 

ただこの動画の後半を見ると、ICRやSCRという規格もあるようです・・・・ICRはマウンテバイクの規格っぽいのですが、SCRという存在に気づいてしまった時は、買うとしたらどの規格をヘッドセットを購入すればいいのか混乱してしまいました。

MEMO

FSAの公式HPのこちらのサイトには英語でそれぞれの規格の説明がありました。

 

ACR ➡︎ AERODYMINAC CABLE ROUTING SYSTEM (恐らくフル内装システム)

 

ICR ➡︎ INTEGRATED CABLE ROUTING SYSTEM (マウンテンっぽい規格・詳細は調べてない)

 

SCR ➡︎ SEMI-INTEGRATED CABLE ROUTING SYSTEM(フル内装・もしくはセミ-フル内装両方対応してるっぽい)

ACRはケーブル完全フル内装でSCRはヘッドセットまではケーブルが完全に内装され、そこからステムの下にケーブルが通す使用になっている感じかと思います。

通常通りハンドルにケーブルを固定したりケーブル内装式ハンドルを使えばフル内装に出来る規格かと思います。

MEMO

奇跡的に今回は中古のFSAのACR規格のステム・ヘッドセット・ハンドルが比較的安価な価格で今回はそれで組み上げる予定ですが、最初からこちらのヘッドセットを購入すれば通常のステムを使用してセミフル内装が出来そうです。

▼下記の動画もフル内装の規格が説明されていて分かりやすかったです

FSA ACR headsetは日本では購入難しそう・・・

色々検索しましたが、日本でこのヘッドセットをすぐ購入するのは難しそうで購入可能であっても取り寄せで時間がかかりそうです。

一個海外のサイトで購入できそうなサイトは見つけましたが、恐らく通常の人はこのヘッドセットが最初から付いている完成車やフレームセットを購入するかと思うのであまりこのパーツを入手したいという人はいないと思うんですよね……

また、実際に取り付けを試していないので本当にICANのA22のフレームにきちんと取り付ける事ができるかどうかも不安があります(といっても適合しそうなヘッドセットは他にあまり見つけることができませんでしたが)。

ICANのA22専用のハンドルを注文

ICANのスタッフさん曰く、こちらのハンドルを購入すればステムスペーサキットとヘッドセットが付属するとの事。

FSAのヘッドセットを入手するのに時間がかかりそう&購入しても果たしてきちんと適合するか不安だった為、A22専用のハンドルを購入する事にしました。

・・・・つまり最初からステム一体型のハンドルがついたこちらのフレームセットを購入しておけば良かったという結論になりました。

追記
A22のハンドルを注文した直後に運良く?ACRのステム・ヘッドセット・ハンドルが中古で入手できるようだったのでそちらも購入しました。恐らくFSAの製品の方が早く入手できそうなので組むとしたらそっちで組むかと思います。

まとめ

長ったらしく書きましたがとりあえずヘッドセットについて調べたり入手したりする事にかなり時間と労力を費やしました。

なので今回の経験を踏まえて言うのであれば最初からステム一体型ハンドルバー付きのものを購入しておけばよかった・・・・という事です。

というわけで次回はフレームセット組み立ての記事を書きます。それでは!!

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