リムブレーキとディスクブレーキの比較【どちらとも2年以上使用した感想・違いなどを述べるよ!】

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今回の記事ではリムブレーキとディスクブレーキを使用した感想を述べたいと思います。

どちらのタイプも2年以上使用しておりますが個人的には

・リムブレーキだとリムの消耗が気になるがディスクブレーキの場合は消耗部品のブレーキパッドとディスクローターを使用するので思いっきり使える

 

・スルーアクスルタイプの剛性感がクイックリリースよりも好み

 

・メンテナンスがリムよりも楽(油圧式の場合)

 

・雨天時もガッツリ使える

上記の点でディスクブレーキの方が好みです。

リムブレーキとディスクブレーキの比較

種類 リムブレーキ ディスクブレーキ
パーツ ブレーキシュー ブレーキパッド・ディスクローター
制動原理 ブレーキシューがリムを挟んで止まる ブレーキパッドがローターを挟んで止まる
制動方式 メカニカル式(ケーブル) メカニカル式(ケーブル)・油圧

上記は簡単なリムブレーキとディスクブレーキの違いを表にしたものです。

NOTION AIに聞いてみた

今流行りのAIにリムブレーキとディスクブレーキの違いについて聞いてみました。

自転車のブレーキには、リムブレーキとディスクブレーキの2種類があります。リムブレーキは、ホイールのリムにブレーキパッドが接触して制動力を発生させる方式です。一方、ディスクブレーキは、ホイールの中心に取り付けられた円盤状の部品(ローター)にブレーキパッドが接触して制動力を発生させる方式です。

 

リムブレーキは、比較的単純な構造であり、軽量かつ低コストであるため、一般的に市販の自転車にはよく採用されています。リムブレーキのメリットは、取り付けが容易であること、維持管理が簡単であること、そして、ブレーキパッドの交換が容易であることです。一方、ディスクブレーキは、より高い制動力を発生させることができ、悪天候下でも確実に制動することができるため、競技用やマウンテンバイクなど、高い性能を求められる用途に採用されることが多いです。ディスクブレーキのメリットは、ウェットな路面でも優れた制動力を発揮できること、ブレーキングによるリムの摩耗がないこと、そして、摩擦面積が大きくなるため、ブレーキパッドの寿命が長いことです。

 

ただし、ディスクブレーキはリムブレーキよりも複雑な構造であり、重量が重くなることや、リムブレーキに比べてコストが高くなることが欠点として挙げられます。また、リムブレーキの場合、リムブレーキシューとリムの間に汚れや水が入ることがあるため、ブレーキング性能が低下することがあります。

 

ディスクブレーキの場合、汚れや水がローターとブレーキパッドの間に入ることがあるため、制動力が低下することがあります。また、ディスクブレーキは、油圧式とメカニカル式の2種類があります。油圧式は、ブレーキレバーを引くことで油圧が発生し、その圧力でブレーキパッドを押し付ける方式です。

 

一方、メカニカル式は、ブレーキレバーを引くことでワイヤーが引っ張られ、その力でブレーキパッドを押し付ける方式です。油圧式は、メカニカル式に比べて制動力が大きく、操作感も滑らかであり、調整が簡単であるというメリットがありますが、修理が難しいというデメリットがあります。メカニカル式は、油圧式に比べて修理が容易であることがメリットですが、制動力が小さく、操作感がスムーズでないことがデメリットです。

以上が、リムブレーキとディスクブレーキの違いと特徴についての説明です

・・・・・中々的確な意見ですね。自分の意見と違うところや同意見のところは

・リムブレーキのブレーキシュー交換は簡単 ➡︎ 同意・だけれどもディスクブレーキのも簡単に交換可能

・ディスクブレーキのブレーキパッドの寿命が長い ➡︎ 同意・5000km以上持ってメンテナンスも清掃くらいでOK

・重量が重くなる ➡︎ 重くはなるが200g程度、またホイールの固定方法がスルーアクスルの場合は剛性が上がるのでそちらの方がプラス要素になる

・油圧式ディスクブレーキは修理が難しい ➡︎ 同意・ただ無知でもネットで調べて工具さえあれば出来ないこともない(時間と場所はかかりますが)

ざっとこんな感じでしょうか。

ブレーキの構造

リムブレーキはブレーキをかけるとブレーキシューがリムに当たってブレーキが止まる仕組みになってます。

ディスクブレーキの場合はブレーキをかけるとブレーキパッドが両側もしくは片方から押されてブレーキパッドがディスクローターを挟んでブレーキがかかる仕組みになっています。

メンテナンス

リムブレーキ

リムブレーキタイプだと

ブレーキシューの汚れ・シューの減りの確認

アウター・インナーケーブルの交換

リムの汚れの確認・清掃

ブレーキシューとリムのクリアランスの調整

上記の項目が主なメンテナンスになります。ケーブルの交換はブレーキに関してはそうそう駄目になるものではなく、実際リムブレーキタイプのロードバイクに乗っていた時は15000km以上交換せずに乗り続ける事ができました。

頻繁に行わなければならないのがブレーキシューとリムの汚れの清掃です。

どちらが汚れてもブレーキの効きに影響があり汚れたままで乗るとリムとブレーキシューの消耗を早めてしまいます。

ディスクブレーキ

油圧式の場合はディスクローター・ブレーキパッド汚れの清掃と消耗具合の確認・・・この点を注意しておけば良いかと思います。

油圧式の良いところはブレーキパッドが減っても自動的にディスクローターとパッドのクリアランスを保ってくれる機能があり、この機能のおかげでメンテナンスはパッドやローターの掃除くらいで済んでしまいます。

しばらく乗っているうちにブレーキが以前と比べて効かなくなってくるのでその時にディスクローターとパッドの掃除をして、さらに消耗具合を確認すれば良いかと思います。

機械式の場合は油圧式のように自動的にクリアランスを保ってくれる機能がないので自分でパッドとローターのクリアランスを保つ必要があります。

ただリムブレーキのようにパッドの設置する位置などを気にする必要はないのでその点はリムよりもシンプルな作業で済むかと思います。

MEMO

油圧式の場合は定期的なオイル交換が必要です。また、エア噛みといってオイルに空気が入ってブレーキ性能が落ちてしまう事がありますが、使って感じたのはそうそう頻繁に起きる現象ではないのかなと思います。

 

オイル交換は1年に一回をめどに交換した方が良さそうですが、最近僕の先輩がオイルを交換したのですがバイクを購入して2年以上経っているけど一度も交換せずに30000km以上乗れていたとおっしゃっていました。

▼僕の先輩のオイル交換時の写真。通常は綺麗なピンク色をしていますが黒く汚れてますね

ブレーキの効きはどうか

晴天時の場合はリムブレーキ・ディスクブレーキどちらともしっかりと効くのですがリムブレーキだとブレーキが良く効く条件として下記のような条件があると思います。

キャリパーブレーキのグレード

アウター・インナーケーブルのグレード

使用しているシューのグレード

上記のパーツの性能が良ければ個人的にはディスクブレーキと変わらないと思います。

例:自分の経験談

一例ですがリムブレーキタイプのGIANTのCONTEND2にはキャリパーブレーキにはTEKTRO社のパーツが使われています。

このブレーキの効きがあまり良くないと評判なのですが僕が最初に購入したロードバイク・GIANT CONTEND SL2のバイクにも同じTEKTRO社のパーツが使われていてブレーキ性能はあまり良くありませんでした。

そこで色々と調べたら最初に付いていたTEKTRO製のブレーキシューをSHMANO製のものに交換すると効きが良くなるのことだった為、ブレーキシューを交換、その後にキャリパーブレーキ自体をTEKTROから105のキャリパーブレーキに交換するとかなりブレーキの効きが良くなりました。

ケーブルのグレードもブレーキ性能に影響があるので、この状態からニッセンケーブルのアウター・インナーケーブルに交換すればかなり快適にブレーキをかける事が出来るようになると思います。


というわけでリムブレーキも良いパーツが使われているロードバイクだとディスクロードと同じように快適にブレーキを使う事が出来るのですが、入門用のロードバイクなんかには下位グレードのブレーキパーツが使われている事がほとんどです。

その点油圧式ブレーキだとオイルを使用しているのでケーブルのグレードや取り回しが関係なくなり、下位グレードのブレーキパッドやディスクローターでも十分な制動力があるので個人的にはこの点が油圧式ブレーキのロードバイクがおすすめ出来る点かと思います(ただし油圧式ディスクブレーキの完成車は価格が高めですが)。

MEMO

以前機械式のグラベルロード・GAVELを購入して乗っておりましたが、ブレーキはあまり効かなかった印象があります。この時はケーブルのグレードについて無知だったのでケーブルを良いものに変更してあげるともっと快適にブレーキが効いたのかなと思います。

リムブレーキとディスクブレーキの比較【クイックリリースとスルーアクスルについて】

リムブレーキタイプのロードバイクの違いの一つとして車輪の取り外し方が異なります。

写真の上のパーツはクイックリリースといってリムブレーキタイプのクロスバイクやロードバイクに使われて下のパーツのスルーアクスルはディスクブレーキのロードバイクやグラベルロードに使われます。

スルーアクスルはアーレンキーなどの工具を使って外す必要がありクイックリリースと比べると少々取り外しに手間がかかりますが、取り付けると安定性が高く、走行中の揺れやぶれを抑えることができます。

MEMO

ディスクブレーキタイプのロードバイクでもクイックリリースを採用しているバイクもあります。個人的にはスルーアクスルのがっしりとした剛性感が好きなので、ディスクロードの購入を検討されている方は予算に余裕があるのであればスルーアクスルタイプのものを購入する事をお勧めいたします。

クイックリリースとスルーアクスル【実際に乗ってみて】

うまく言葉で表せませんがスルーアクスルの方が安定して走れる気がします。

凸凹したコンクリートをスルーアクスルとクイックリリースで走り比べしてみるとスルーアクスルの方がより安定感があって走れるといった感じでしょうか。

仮にパンクなどして車輪を外す必要がある時はアーレンキーを常備しておく必要がありますが、基本的にはロードバイクなどを乗られている方は常に持っている工具かと思うのでその点は特に心配ないかなと思います。

スルーアクスル規格のホイールが多い

基本ディスクブレーキタイプのホイールはスルーアクスル規格のものが多い印象があります。

自分が持っているPRIMEのAttaquer DBなんかにはアクセサリとしてクイックリリースタイプのバイクにも使えるように変換アダプターが付いてきましたが、フルクラムのRacing 3 DBを購入した時はそのようなアダプタは付属しておらず別途購入可能かどうかも分かりません。

なのでそのうちホイールを購入する予定であればクイックリリース式のディスクロードを購入するとホイールの選択肢が狭まる可能性があります。

低価格帯のグラベルロードはクイックリリースが多い傾向

★クイックリリースの規格が使用されているグラベルロード

マリン NIKASIO

khodaa bloom KESIKI Touring

パンサーのバイク

上記は一例ですが最近の自転車の価格が上がってしまったこともあり、13万円以上出さなければスルーアクスルの規格のグラベルロードが購入出来ない印象があります。

後々ホイールをグレードアップしたい時にクイックリリースだと取り付け出来ない場合もあるかと思うのでどうせ買うならスルーアクスルのフレームが良いんですけどね・・・・

ディスクブレーキタイプのクロスバイクはほぼクイックリリース式

CANYONのこちらのクロスバイクにはスルーアクスルが使われているようですが基本的にはクロスバイクはクイックリリースが使われております。

油圧式ディスクブレーキが良いと思う理由

ブレーキング時の引きがとても軽くてノンストレス(指2本くらいで軽い力で引ける)

リムが消耗しないのでガンガン使える

スルーアクスルの剛性感が好き

上記の点で油圧式ディスクブレーキの方が好みです。

リムブレーキタイプのロードバイクに乗っていた時は全くディスクブレーキについて興味がなかったのですが以前購入したカンパニョーロのホイール・ZONDAのリムが割れてしまった事をきっかけにディスクロードに興味を持ちました。

▼リムが割れてしまったZONDA

ZONDAは4〜5万円くらいで海外通販を使えば買えるホイールなのですが、まさかこんなふうに割れるとは思いませんでした。

MEMO

ZONDAが割れてしまった原因としては定期的にブレーキシュー・リムのクリーニングをしておらず、雨天時もガンガン使っていたからかと思います。とはいえ軽く20000キロ以上乗っていましたが、きちんと定期的にシューとリムの掃除をして適切に使えばもっと乗れていたかと思います

あとは雨天時に、逆走傘差し携帯持ちお姉さんとぶつかりそうになってブレーキをかけても思うように止まれなかった体験をしたこともディスクブレーキ導入を考えた理由の一つです。

まとめ

というわけでリムブレーキとディスクブレーキの違いについて実体験をもとに記事を書きました。

2023年3月現在、油圧式ディスクブレーキのロードバイクはかなり高くなっておりますが、頻繁に乗る機会があって長く使う予定であれば快適にブレーキングができる油圧式ディスクブレーキが搭載したクロスバイクやロードバイクの方が快適に使えるかなと思います。

7 COMMENTS

IKA

比較表でリムブレーキがメカニカルのみになってますが、流行らなかったけどSRAMとROTORが油圧リムブレーキを販売してました。

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AKI

GCNさんでチラッと見た事あるので存在は知ってましたが使った事なかったので特に取り上げませんでした^ ^

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マッチ

リムブレーキのほうが運用しやすい、コストも含めて
わかっちゃいねーな
力学を学べばもっと分かる

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jj

ホイール交換後の調整、コスト、完成度はリムブレーキかな。フルームも文句を言っている。欠点解消がEQUALのひも式ディスクブレーキでは。

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片山一洋

どっちにしても簡単にスリップするまでブレーキは効くわけで、握力の弱い人を除けば、制動力は同じだと思う。

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おじま

単純なリムブレーキとディスクブレーキの比較でもないですし、油圧であればミネラルの交換や自動的にクリアランスを保つ機構=パッドの消耗が判りにくい点などメリットと共に考慮する必要がある点が記載されていない等
もう少し上手く纏められていたらと思いました。

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村人C

あまり乗らない人の意見としては参考になる物?
ディスク整備に慣れていないのもあるが
輪行や200とかのロング乗ってる時に気楽に調整点検清掃出来るのでリムに戻った
いずれディスクがメインになるとは思うが過渡期の今ここまで移行を進める程では無い気がする

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片山一洋 へ返信する コメントをキャンセル

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